紀平さんの靭帯?
GPシリーズカナダ大会を振り返ってみると、SP FSともに今回の演技内容はおそらく紀平さんや彼女のチームでは想定していた目標を達成できたものだったのだと思う。
トルソワは4回転を連発しFS160点台をマークしてくることも想定内だったし、彼女らのプロトコルに3lz 3Lz-3Tが組み込まれていないことからFSで150点を達成することはおそらく難しい事もわかっていたはず。
足首を故障していることによりこれらのジャンプや4Sを封印してのプログラムとしては恐ろしく完成度の高いものだったのだろう。
今年の紀平さんの最大の改善点は、多少のミスが有ってもSP, FSで計3本の3Aを揃えられるようになったことに尽きる。ただ、あまりにさらっと跳んでいるので、ありがたみが薄れたような、、、。いや、コンパクトに跳んでいるので簡単そうに見えるんだろう。
今回の結果を踏まえると、NHK杯で台乗りをすることがGPFに残る必要条件に思われるが、コストルナヤ、ザキトワがノーミスで来た場合、今回の構成ではノーミスでも3位がギリギリ。厳しいのだ。
それまでにLzジャンプを復活させることができれば勝機はあるかも。が、一部報道されているように1ヶ月トレーニング休む事が必要であるのなら(これって中日新聞だけなんだが?)NHK杯はぶっつけ本番になる?
足首の怪我はおそらく靭帯損傷だろうから、Lzが厳しいということはアウトサイドエッジに乗って踏み切る荷重の時に痛みMaxになるんだろう。普通捻挫は小指(あるいは距骨)側の靭帯を炒めることが大半なので。
今も1日1時間〜2時間のジャンプ練習にとどめているとどこかに書かれていたが、1日休めば戻すのに3日かかるし、このシーズンさなかは、練習を続けながら怪我の回復に務めるしかないのか?
応援する側とすれば、しばらく完全休業して、万全な状態でトレーニングをしてくださいと言いたいところだが、なかなかそうもいかないのか。
去年は、指の脱臼が響いてパフォーマンス落ちまくり、このことを本人も公言していたが、今年はそういった発言はなく、怪我はあるが調子良いと言いながら有言実行している。
いずれにしてもStay healthyで完璧なパフォーマンスを早く見たいと思ってしまうのがファンのわがままです。