モラルハラスメントについて
モラルハラスメントの加害者になるような人は、自分がモラルハラスメントをしている自覚がそもそもない。自己愛がことさらに強いが、反面なにがしかの劣等感を持っている。
あからさまな無視、言葉による暴力、で被害者を追い詰める。
被害に合う人はお人好しで、責任感が強く、モラルハラスメントを受けているさなか、自分になにか悪いところがあるからこのような目に合うのだろうか?と自分を責め、病んでいく。
結果、その被害者は抑うつ的になったり、PTSDに陥ったりする。
モラルハラスメントはターゲットがごく少数なので、ハラスメントを受けている人以外その関係性に気づくことは少ない。
今回織田氏は提訴という形でこのモラハラを明らかにしたが、モラハラから逃れる術は、その加害者から徹底した距離を取ることが第一選択。しかしながら織田氏はその仕事の内容からこの狭い世界から離脱することは不可能だろう。だから、戦う道を選んだのだろう。
珍しいケースといえる。
ただ、個人的な関係性における言葉や態度による暴力なので、民事で争った場合、相手の不当性を立証できるかどうかだ。
多くの一般人はそれができず、職場を辞めたり、コミュニティから離れたりして自分を守らざるを得ない。そういう意味でこの裁判、どうなるか注目すべきかと思う。
願わくば、被害者、加害者の周辺にいる選手たちがこの騒動によってパフォーマンスが落ちるようなことがないよう切に願う。
私自身、モラハラによって職場を変えざるを得なかった経験があるので身につまされるのだ。